女性にとって身近な存在になりつつある風俗のお仕事

少し前は、女性が風俗業界に入る理由として、ブランドものを買い漁る、ホストで遊ぶため、あるいは、そうして作った借金を返済するため、といった自己の勝手な都合というイメージがあったかと思います。また、風俗店で働くのは、ごく一部の女性であり、一般的ではなかったのではないでしょうか。

しかし、最近の事情は、変わりつつあります。風俗業界に入る理由は、決して身勝手なものばかりではなく、また、そこで働く女性たちは、決して特別な存在ではないということです。それには、風俗業界に対する女性たちの考えが変わり、敷居が下がったこと、また、生活環境の大きな変化によるものと考えられます。

風俗業界は、意外に特別な職場ではない!?

2014年、ミスキャンパスに選ばれた女性が、某テレビ局にアナウンサーとして内定をもらったのにもかかわらず、キャバ嬢のバイト経験が明るみになり、テレビ局側が、その内定を取り消し。訴訟にまで発展。のちに、テレビ局側が主張を撤回し、当の女性は、入社に至ったという出来事がありました。これは、マスコミに大々的に取り上げられましたが、他局でもキャバ嬢歴を疑われるアナウンサーはいますし、芸能人では、むしろ過去の水商売のバイト歴を自ら暴露する方もいます。

かつては、水商売と言えば、直接的な性サービスはないもの、コンパニオンは、性的な商品と捉えられ、あまり良いイメージをもたれませんでした。しかし、こうした意識は、若い女性の間で変わりつつあり、キャバクラ、スナックは、“単に割のいいバイトのひとつ”と捉えられるようになったのでしょう。

性癖の多様化で、脱がない性風俗“オナクラ”“エステ”が誕生

性風俗店といえば、女性が裸になり、男性客に性的サービスを行う、セックスの疑似体験を行うものが一般的です。しかし、“草食系男子”に代表されるように、性の多様化が進み、風俗業界では、オナニークラブ(以下、オナクラ)が誕生。オナクラ店では、女性は、男性客を前に、“脱がない、舐めない、触られない”ため、「性病の心配がないし、見られて恥ずかしいこともない。これなら、できそう!」と、女性の風俗店に対するこれまでの障壁を下げました。女性は、基本的に着衣であり、男性客に触れることはありません。ただし、主に見た目とリアクションだけで、男性客の“オカズ”になるため、採用率は低く、それなりの容姿が要求されます。また、サービス単価が安く、ひとり当たりの接客時間が短いので、コンスタントに収入を得ることは楽ではありません。

また、ストレス社会を反映して、「風俗遊びはしたいけど、性病が気になる」「ガツガツと射精するだけが目的ではない、癒しが欲しい」という、男性客のニーズに変化が生まれます。これを受けて、風俗業界では、ヒーリング効果を高めるアロマオイルを使うなど、癒しをテーマとしたマッサージ主体の性サービスが生まれました。それが、“風俗エステ・マッサージ”と呼ばれるものです。このエステサービスは、女性が水着姿で、あるいはオプションでトップレスで施術することはありますが、ファッションヘルスのように口で男性を刺激することはなく、また、男性から触られることがないため、性病のリスクが抑えられています。また、ファッションヘルス並のサービス単価、接客時間であるため、オナクラよりも効率的に稼げるとあって、ごく普通の女性が、エステ・マッサージ店の門戸を叩くことが少なくないそうです。

困窮から脱したい目的意識の高い女性は、風俗店にとってありがたい存在

格差社会が学生にまで浸透し、経済的理由により学費を払えず、中退する学生が2割を超えると言います。また、アベノミクスは、経済の末端まで影響せず、社会人の間でも格差が広がっています。苦学して就職しても手取りは、十数万円。ボーナスは、望むべくもなく、リストラされるかもしれない状況で明るい未来を思い描くことなどできません。そんな中、数時間で驚くような報酬が期待できる風俗業界が、気にならないはずがありません。

学生や会社員は、授業や就労時間がほぼ決まっていますが、それ以外は、融通が利きます。そのため、風俗店にとっては、シフトが組みやすいと言えます。また、彼女たちは、「学費を稼ぐ」「将来を見据えて貯金をしたい」など、明確な目標があるので、風俗の専業者に比べ、バックレや当欠が少なく真面目に働いてくれるので、お店にとっては、歓迎すべき存在です。さらに、学生や会社員は、サークルや会社で培った会話力、コミュニケーション力があり、専業者にはない自然なリアクション、業界慣れしていない初々しさで、お客を魅了することができます。もちろん、それらは、すべての女性に当てはまるわけではありませんが、学業のため、生活のため、将来のためと、確固たる目的をもった女性の多くが、遊ぶ金欲しさで働く女性よりも努力家であるということは言えるでしょう。

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